こんにちは。料理研究家の秋元です。
自分の一番好きな食材はなんだろう?と考えた結果、「お米」にたどり着きました。専門的なお米の資格を取得してからは、お米コンテストの審査員や炊飯器メーカーさんの食味に伺うこともあります。
そして、料理家としては、雑誌や書籍で家庭料理を紹介する機会もたくさんあります。プライベートでは、男の子と女の子の双子のお母さん。そんな忙しい毎日の中で、「釜炊きごはん、おいしい!」という子供たちの声に耳を傾けながら、日々ごはんと向き合い、活動しています。  
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ごはん鍋でごはんが出て来たら、自然に嬉しい気持ちになりますし、うわぁ美味しそう!と思いますよね。でも、炊飯器で炊いたごはんとごはん鍋で炊いたごはんの違いが、どこにあるか分かりますか?
私が圧倒的に違うと感じるのは、口に入れた後のごはんのほぐれ具合と食感。これは一度味わったら、記憶に残る味わいです。

沸騰した後、火を切っても沸騰し続けるほどの蓄熱性を持つごはん鍋。これにより、甘く、ふっくら、ハラリとほぐれる粒の立ったごはんが炊けます。是非、ここに注目してごはんを召し上がってみてください。

そして、私は10年ほど炊飯器なしの生活を送っていましたが、双子の子供達が生まれてからは、炊飯器も平行して使っています。朝のお弁当は炊飯器のタイマーを使って、週末は家族揃ってごはん鍋で炊きたてを。そんな風に気負わず、楽しみながら使い分けるスタイルが、今の私には合っています。ごはんの炊ける香り、蓋を開けた瞬間に湯気からのぞくツヤツヤのごはん。今日のごはんは・・そんな話を楽しみながら、ごはん鍋を囲んでいただきたいなと思います。




普段どんなお米を食べていますか?ということもよく聞かれるのですが、産地から取り寄せたり、小袋で購入をして、大体2〜3種類を常時楽しんでいます。少々割高でも、食べたことのない銘柄は3合パックで購入したり、店舗の他、ネットも活用しています。

同じお米を最大限おいしく食べようと思ったら、浸水はとても重要。でも、実は銘柄によって吸水時間も違うんです。モチモチとした食感で人気のある低アミロース米や大粒で人気の「龍の瞳」などは、浸水なしでもOK。こういった銘柄を1つ常備しておくと、時間がない時も美味しいごはんがいただけますよ。
ごはんを炊く上で、水加減と火加減も大切なポイント。ごはん鍋には、水加減の目盛りがついているので、こちらを基本に低アミロース米や寿司めしは少し控えめの水加減で炊飯しています。
他ページで秋元薫さんの「みすずのごはん鍋 おすすめのごはんの炊き方」やお料理もご紹介しています。
こちらも是非ご覧下さい。

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